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- 2021.03.31 Wednesday
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地元の加工屋さんから
「二部式着物の仕立てをお願いします」
と注文がありまして仕立てました。
なんですが、、、
女性のお客様の身長158センチ
に対して
裄丈 1尺9寸5分 74センチ
(首の後ろから手首の長さです)
これって標準寸法で身長175センチ
以上の体型の寸法なんですけど。。
長すぎやしないかい?
大丈夫なんかな!?
ま、お客様の指定寸法なんで
その通りに仕立てました。
着物は着なくなったから
二部式に仕立て直して
作務衣に仕立て直して
って注文も多いです。
二部式や作務衣は簡単に着れるし
タンスに眠らせておくよりいいや
ってお客様が増えていますね。。。
七五三の三才のお祝いをするってんで
お宮参りの着物を持ってきました。
お宮参りのときは赤ちゃんに掛ける
着物ですが三才のお祝いには着せる
ことができます。
三才のお祝いの場合は着物を着せて
着物の上に被布(ひふ)コートを
着せるコーディネートが多いです。
↑エンジ色の無地のが被布です。
でもお宮参りの掛け着は丈が長いので
三才の女の子には丈が長すぎます。
なので腰上げをするんですが
これ分かりますか?
めくると分かりますかね。
お腹のあたりで身長に合わせて長すぎる部分を
折り込んで縫い上げるんですよ。
白い矢印の部分が腰上げした長さなんです。
このように腰上げをすることで
着付けも簡単にできますし
紐などで止める必要がないんで
苦しくならないんですよ。
着るほうにも着せるほうにも
メリットがあるんですね。
で、三才のお祝いが終わっても
腰上げをしている糸を外せば
五才くらいまでは着れるんで
お正月とか身内の結婚式とか
おめでたい席に着ていけます。
そう考えると着物って
決して高い買い物では
ないのかもしれません。。。