初めて着物を作るときに仕立てをするんですが
あなたの体型に合わせて着物を仕立てます。
仕立てをするときに必要な数字が身長と体重です。
身長と体重は最低限必要な数字になります。
この2つの数字で標準の寸法が出せます。
身長と体重はたいがい把握していますしね。
あと、必ず測るのが裄とヒップです。
裄は首の後ろから手首までの長さのことです。
着物の背縫いから袖の先までの寸法になります。
ヒップは身幅を決めるために必要になります。
これも女子もオトコも必ず測ります。
たとえば、すごいマッチョで胸筋がすごいときは
胸囲も測りますしお腹がポッコリ出てるときは
お腹まわりも測ります。
要は、体の中で一番大きいサイズを測るんです。
女子で巨乳の場合も失礼して測らせていただきます。
ここのサイズも大きいと仕立てに重要なんです。。。
では、実際に裄をはかってみます。
まずメジャーを用意します。
呉服屋が使うメジャーは片面が鯨尺表記で
片面がセンチ表記になっています。
裄をはかるときは鯨尺ではかります。
ヒップやほかの部分をはかるときはセンチを使います。
裄をはかるときは両腕を45度に開いて下さい。
真っ直ぐ下に伸ばすんでもなく真横に開くんでもなく
斜め45度の状態で長さを計ります。
では、右手側の裄をはかります。
まず、首の後ろの中心にメジャーのゼロを合わせます。
首の後ろから右の肩山の上を通って
右手首のくるぶし部分、手首のグリグリの
真上までをはかります。
これが右手側の裄になります。
左手側も同じようにはかります。
左右の裄の長さが極端に違う場合があるので
必ず左右両方ともはかってもらいましょう。
一寸くらい違うと、えっ、えっ、ってなって
左右を何度もはかり直します。
裄の長さが合っていない着物を着ていると
レンタルとか古着の場合が多いです。。。